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レアメタル レアアースについて

レアアースとは、レアメタルのうち、一般的に希土類元素と呼ばれるものを指します。
レアアースもまた、希少な資源ですが、現代の産業に欠かせない重要な元素です。
スカンジウム、イットリウム、ランタン、セリウム、プラセオジム、ネオジム、プロメチウム、サマリウム、ユウロピウム、ガドリニウム、テルビウム、ジスプロシウム、ホルミウム、エルビウム、ツリウム、イッテルビウム、ルテチウムの、１７種の元素を、レアアースと呼びます。

日本は、世界の需要の約半分を占めるともいわれており、主にハイテク分野で多く必要とされています。
世界におけるレアアースの産出量の９７％以上を中国が占めており、日本は大部分を中国から輸入しています。
希土類金属は、その独特の機能を発揮して、最先端産業の幅広い分野で使用されています。
私たちの身近にある、携帯電話や、自動車、パソコンなどにも、多く取り入れられています。
例えば、酸化希土とよばれるレアアースの化合物は、ブラウン管や、カメラ、液晶ガラスなどの、仕上げ研磨剤に使用されています。
自動車の排ガス用触媒や、ブラウン管の消色剤、自動車ガラスの紫外線吸収剤などには、酸化セリウムとよばれる化合物が使われています。
ほかにも、デジタルカメラのレンズや、セラミックコンデンサなどに利用されている酸化ランタンや、ＭＲＩ、自動車、携帯電話、スピーカー、フィルターなどに使用されている酸化ネオジウム、蛍光体として利用されている酸化ユウロピウム、光磁気ディスクの記憶媒体に利用されているテルビウムなどなど、多岐にわたる分野でたくさん利用されています。